An alien on the planet

大学の単位取得に手こずる。講義にでてないからだ、当たり前だ。どうも夜型の生活に慣れているのが原因だろうと思い、早寝早起きを実践したりもした。健やかな気分で目覚めた。真夏の陽気を全身に浴びた。午前に活動できるという、いつもより長くなった1日に嬉しくなる。そして俺は満ち足りた気分で二度寝する。さて来学期の(今季はギブ)再々々々履修(もっと酷いかもしれない)の語学ではついに一年生と講義を受けることになった(最悪だ)。語学は少人数制。それに外国語でのコミュニケーションが必須。拙い外国語を駆使しての謎会話、単位評価に直結しているので嫌々取り組む。毎度思うが当該国のお笑い番組で定番コーナーができるくらいには、あの場での会話は面白いだろう。さんまのスーパーからくりテレビにおけるボビー・オロゴンらの話芸には笑ったものだ。英語教育への悪態、本音はこちらが4年という事実が恥ずかしいだけ。さんまの~の話題を出しても番組自体を知らないかもしれないその世代差に辛さも感じる。。しかし向こう側の1年生は俺が歳食ってることにばっちり気付いてしまうのだろう。4年生には自分が4年生だということが相手に分かってしまう、言ってみれば何か特別な雰囲気がある。それは遊び人が勤め人を演じてスーツを着たつもりでも一目で遊び人だとバレるのと一緒だ。「慣れないことなんかしなさんな、お前はお前らしくやればいい……」俺を慰めてくれる屑野郎だが人情に厚いヤクザ役、緩やかに堕落した生活に、身の丈にあった居場所に、俺を匿ってくれる友人はもういない。やつらは留年が確定してしまって最近イカ星人に転職したからだ。俺も手元に金があればNintendoswitchを起動させイカ星人に成っていたと断言できる。金があってもなくても人は落ちぶれると知った。まあ俺は同室の1年生たちから何か異形の生き物が講義に混ざっていると、そんな風に思われるんだろう。決して派手めな格好ではなく遊楽してそうでもないのに単位取得に失敗している地味な

高学年生。不気味だろうな。君達が知らなくても、俺は大学生活の底辺に今迄ひっそり潜んでいたのだ。来期、深海魚星人が水面に浮上する。


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